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【奥本温泉】半地下と中2階がある静寂なお風呂屋さん[大阪府堺市・北花田/浅香]

堺市北区_北花田_東浅香_奥本温泉大阪銭湯
大阪銭湯

今回のお風呂屋さんは、大阪府堺市北区奥本町の東浅香山商店会にある【奥本温泉】さんです。

【奥本温泉】の概要

ℹ️ 銭湯情報
・水風呂
・露天風呂
・サウナ(+100円/日祝のみ)
・スチームサウナ(ラドンスチーム)
・番台
・無料駐車場あり   

⏱営業時間
 15:15~23:00

📆定休日
 毎週土曜日

🚃アクセス
 ・大阪メトロ 御堂筋線 北花田駅(M28)2号出口 徒歩11分
 ・JR阪和線 浅香駅(JR-R27) 徒歩13分

🅿️ 駐車場
 あり(4台/近隣のこども園横)

☎️電話番号
 072-250-5631

📍住所
 〒591-8007 大阪府堺市北区奥本町1-78-3 

🗓訪問日
 2024/1/9(火)

♨️お風呂の種類
1F
 〇 主湯(深湯)
 〇 多用途風呂
 ・電気風呂
 ・座風呂 2基
 ・寝風呂(気泡風呂)
半地下
 〇 スチームサウナ(ラドンスチーム)
中2階
 〇 露天風呂(半露天)
 〇 水風呂
 〇 サウナ(日祝のみ)

🏛️HP
 奥本温泉-大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合

アクセス

地下鉄北花田
御堂筋線で大阪市から堺市に入市した最初の駅が北花田です。駅前に大型商業施設「イオンモール堺北花田」があるのが特徴です。開業当初は「ダイヤモンドシティ」として営業していました。

そんな北花田駅を下車し、改札を出たら2号出口から地上に上がると「北花田」交差点があります。ここでUターンして「セブンイレブン」に沿って歩き、交差点から離れます。

「セブンイレブン」を通り過ぎると右側に威風堂々とイオンモールがあります。イオンモールを横目にしばらく直進します。

右側にある「東浅香山町交番」を通過し、次の信号「奥本町2丁」交差点も通過して、その次にある名称がない交差点を左折します。(この交差点に至るまでの信号で反対車線に渡っておくのが良いかも…)

交差点を左折したら、次に右へ曲がれる道路へ右折します。その後、直進すると道が突き当たりになるので、突き当たりを左へ曲がると左側に【奥本温泉】があります。

JR浅香
こちらも大阪市内から堺市へ入った最初の駅で普通電車のみ停車します。浅香駅は川と川の間に駅舎がある特徴があります。

浅香駅で下車し、改札を出て、駅舎から出ます。駅から出ると少し上を道路が走っています。階段を登って、道路に出ると右に橋があるので渡ります。

橋を渡り切ると押しボタン信号があるので、信号を渡って右に曲がり、すぐ左への道があるので曲がります。

「浅香山稲荷神社参道」の石碑を通り過ぎ、90°のカーブを抜けた先に右への細い道があるので曲がります。そして、また90°のカーブを曲がり、直後にある左への道に曲がります。

少し歩くと大きな道路に差し掛かるので、左に曲がって大きな道沿いを歩きます。しばらく直進すると、左側に「ファミリーマート」がある信号付きの交差点があります。右側には「東浅香山商店会」と書かれた商店街がありますので、信号を渡って商店街に入ります。

商店街を進んでいくと、左側に【奥本温泉】さんがあります。

駐車場あり 駐車場はお間違えなく

奥本温泉の駐車場は店舗から少しだけ離れた場所にあります。北花田駅からお越しの場合は通り道にあります。

上記の写真は東浅香山商店会から撮影したもので、右に行くと銭湯の店舗があり、写真中央のトラックから右側が奥本温泉の駐車場となっています。

駐車マスは4台分あります。隣の保育園の駐輪スペースと繋がっているので、幼稚園前のスペースに駐車しないように注意が必要です。

ほぼ同じ地点から右側を撮影すると奥本温泉の看板があります。そして、左側に一見すると奥本温泉の駐車場に見えますがこちらは違うのでお間違えのないように‼️

近隣は月極駐車場が多いので迷ってしまわれるかもしれないので、これも注意が必要です。

漂う昭和とナニワ

駅から離れていますが奥本温泉があるところは商店街となっています。大通りから商店街へ入ると雰囲気が変わり昭和の香りが漂っています。

奥本温泉も歴史を感じる外観でお風呂の案内看板がとても年季が入っています。その上にある奥本温泉の屋号も所々、欠落しており時の流れを感じられます。

上部の構造物は看板がありますが、目線レベルはスッキリとした印象でほぼタイルとシャッターの無骨な外装です。

大通りから奥本温泉に向かい歩くと角度の問題なのか店舗奥のシャッター部分しか見えなかったので、一瞬休業日かと思い焦りました。

「人間乾燥室」はパワーワードにしか見えません。住吉区の玉乃湯さんにもありましたね。ということはこれは「ナニワ工務店」さんが手掛けているのでは?

静寂な脱衣所と面白い浴室

のれんをくぐると下駄箱と左右に分かれるドアがあります。意外にも番台タイプのお風呂屋さんだったんですね。

少し驚きましたが思い返すと昨年閉店されましたが天王寺区の【大正湯】さんもナニワ工務店施工で番台だったので、古いところはそういう構造なのかもしれませんね。こういう発見も銭湯巡りの面白いところです。

そして、目の前には「マイナスイオン発生装置」があります。【めがね温泉】さんでも見かけたので間違いなくナニワ工務店でしょう。

脱衣所

装置の下に「ナニワ工務店」の文字を発見。写真では見にくいですが写真中央の下部に薄く刻まれていました。

引き戸を開けて脱衣所へ。中は奥行きもあって広く、中央にはテーブルとソファがあります。脱衣所にはテレビやラジオを置いている銭湯が多いですが、ここは無いのでとても静かで話し声なども聞こえなかったので「シーン」とした脱衣所は新鮮でした。

そして、外の看板にあった「人間乾燥室」は浴室の入り口横にあったのですが、故障中でした。もしかしたら部品や販売自体停止しているかもしれないので稼働するのは難しいんですかね?

浴室

浴室は奥行きがある縦長のタイプで入ってすぐにシャワーが2台、その裏に島式の洗い場があります。洗い場のタイルには波とヨット?の模様をしたデザインが施され、ラドンスチームには花柄のタイルもありました。

排水溝は水色のタイルで排水口の蓋には「ナニワ」の文字があります。店内の雰囲気(凹凸のある壁や露天風呂、ラドンスチームといった文字のフォント、上下の空間利用など)が「ナニワ工務店だな〜」と感じ取れます。

浴室が高度利用されているので天井が高く、タイルが白いのでとても開放的に感じます。中2Fの洗い場からは浴室の全景がよく見えて、より開放感を実感できました。

1F(主湯・電気風呂・座風呂・寝風呂)
お風呂は中央に『正方形の深湯』、男女湯の壁沿いに手前から『電気風呂・座風呂/標準水深の湯・寝風呂(クリニックバス)』と続いています。

浴室のど真ん中に鎮座する深湯はまさにメイン浴槽の風格で浴槽のサイドが御影石?になっています。お湯はそこそこ熱く、体感で42℃以上だと思います。

電気風呂は座風呂の前を通って行く動線です。(洗い場や深湯からも浴槽のフチを乗り越えれば行けますが‥)。ここには湯出口があり、電流は少し弱めです。

座風呂は2基あり、背中とふくらはぎ、足裏の計6箇所にジェットが当たります。足の部分がマリアナ海溝のように深くなっています。深湯に付属しているイメージがあるので、比較的水深が浅いと掘ったかのような見た目になるんですね。

寝風呂のクリニックバスはお尻の部分が滑らかに腰掛けやすくなっており、背もたれも緩やかな角度となっていました。ここから天井付近の湯気抜きがよく見え、お湯の温度や気泡の弾けた感触、夕焼けの光、背もたれの角度など様々な要素が絶妙なバランスで情緒的な感情に持っていかれました。

半地下(ラドンスチーム)
外壁側の洗い場の先に下へと降りる階段があり、降りた先にラドンスチームがあります。室内は4人掛け?ほどの広さで温度計や時計はありません。

室温は46℃と低温でベンチに座ってもお尻や背中が熱くありませんでした。じっくりと身体が温められてゆっくり汗が出てきました。スチーム量も多く無いので、水滴が天井から落ちてくることも少なかったです。

スチーム発生機の近くに座ると、足元から熱気が流れてくるので知らず知らず座ると「なんかやたら熱ない?」と感じるかもしれません。

目線が1Fの床と同じぐらいの目線でガラス張りになっているので浴室の様子がよく見えます。床と同じ目線で見れるなんて中々レアな体験でした。

中2F(水風呂・露天風呂・サウナ)
ラドンスチームの上にはサウナと洗い場があり、中2階へはクリニックバス横の階段で昇ります。上下の空間を有効利用しているのが一目で分かる光景です。

階段を登った目の前は水風呂があります。「同時に2人入れるかな〜。でもちょっと2人は狭いかも」と感じる大きさだと思います。サウナ側から水が流れ落ちてくるので、サウナ側に入ると水がめっちゃかかります。

露天風呂が男女湯の壁側にあり、畳3畳分の露天スペースとなっています。半露天で天井が天窓になっています。こちらも2人、空いているなら1人が理想の湯船の大きさです。

お湯は他の湯船に比べて優しい温度でゆっくり浸かってしまいたくなります。起立した状態で胸元の高さからお湯が流れ落ちてくるので、正対すると顔にお湯が「バシャバシャ」かかりますがこれもご愛嬌です(笑)。

サウナは日祝のみの営業です。浴室の中でサウナ室があったのでてっきりサウナがあると思い、途中で体を拭いて脱衣所へ行き、番台でサウナ入りたいですと告げると「すみません。平日やっていないんですよ。」の一言にオーマイガー。

ということでサウナは行けませんでしたが、これは次回の楽しみということで‼️。この記事を読んでくださったみなさん、お気をつけてください‼️


余談(煙突と風景)

ここからは余談です。上記の写真は奥本温泉の裏側です。昔からあるであろう住宅街の先、写真中央の電柱と電柱の間にひょっこり煙突が見えています。

昔は他地域にもこういった感じでお風呂屋さんがたくさんあったのでしょうね。こうした光景もいつかは見れなくなってしまうかもしれませんね。

こちらは奥本温泉の煙突とJR堺市駅前にある高層マンション「ベルマージュ堺壱番館、ベルマージュ堺弍番館」の写真です。

夕暮れに染まる空に煙突とタワマンがとても美しく感じたので撮影しました。

そして最後が住宅地から突き出るように見える煙突です。やっぱり夕焼けに煙突はとても合いますね。「ここに銭湯があるんやぞー」とそんな風に主張しているようにも感じなくは無いですか?

以上、【奥本温泉】さんについてでした。




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