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【和泉市立小栗の湯】施設がひろ〜い シンプルな市営浴場[大阪府和泉市・信太山]

大阪銭湯
大阪銭湯

今回のお風呂屋さんは、大阪府和泉市にある【和泉市立小栗の湯】さんです。

ℹ️ 銭湯情報
・リーズナブル
・くつろぎスペース
・サウナ(休止中)

・バリアフリー対応

¥ 料金
 ⼤⼈ 300円
 中人 150円(6歳以上12歳未満)
 小人 60円(6歳未満)

⏱営業時間
 16:00~23:00

📆定休日
 第2火曜日

🚃アクセス
 JR阪和線 信太山駅(JR-R36) 徒歩15分

🅿️ 駐車場
 あり(27台)

☎️電話番号
 0725-40-1126

📍住所
 〒594-0005 大阪府和泉市幸2-8-21

🗓訪問日
 2024/4/16(火)

♨️お風呂の種類
 〇 大浴場
 ・ジェットバス 9基
 ・座風呂 3基
 ・円形風呂
 〇 サウナ(休止中)

アクセス

天王寺から区間快速で6駅・22分で到着する信太山駅が最寄り駅で、小栗の湯までは徒歩15分ほどと少し歩きます。信太山駅は2面2線のシンプルな駅ですが、天王寺・和歌山両方向に出口があり、小栗の湯へは、和歌山方面側にあるの東口から出ます。

駅前にはロータリーが広がっており、左側にド派手な看板で有名な「スーパー玉出」があります。横断歩道を渡り、玉出の手前にある角を左に曲がり、細い路地を突き当たりまで進みます。

50m強ほど進み、突き当たりに差し掛かったら右に曲がります。2つ目の信号を左に曲がり、「ヤマザキショップ」がある方向に歩きます。

400〜500m直進しますが、この辺りから周りは団地・市営住宅が立ち並ぶエリアで独特の雰囲気があります。同じような景色なので曲がるポイントが少し難しいですが、左側に鶏肉屋の「鳥平」さんを目印に「鳥平」さんを超えた先にある十字路を右に曲がります。

ここまで来ると間近で、少し歩くと左手に文化会館のような施設が【小栗の湯】さんです。このルートだと手前が駐車場で店内入口は30mほど進んだところにあります。

駐車場は27台完備

駐車場は建物に隣接する形で、建物側に駐輪場が設けられています。

駐車台数は27台とかなり多く、写真の奥だけでなく右側にも用意されています。

公共施設感が漂う建物

中世には熊野詣で賑わった熊野街道が【小栗の湯】のすぐ近くを通り、熊野街道の別名が「小栗街道」なので、この名が付いたと推測されます。

周辺は市営住宅が整然とあり、独特な雰囲気が漂っています。

2003年オープンと比較的新しい時期にできた建物なので、周りの団地よりも新しく見えます。

また、共同浴場なので銭湯とは少し違いますが、自治体が運営している施設の雰囲気が小栗の湯さんでも感じられました。

浴室は2F

店内はとても広々としており、さすが公立なだけあるなと思わせる規模です。受付の横に館内案内図が掲示されていました。この図も一般的な銭湯にはないですよね。図書館や文化ホールなどで見かけるレベルです。

1Fは下足室・受付・トイレ・自販機コーナー、そして、銭湯レベルではお目にかかれない大広間が受付奥に広がっています。

浴室は2F

浴室は受付後ろの階段orエレベーターで2Fに上がります。ちゃんとエレベーターがあるのは、さすが公営施設なだけあります。

東京・港区芝2丁目にある【ふれあいの湯】さんもよく似ており、1Fが受付、2F・3Fに脱衣所と浴室があり、こちらもエレベーターが設置されています。

2Fはマッサージ機・長イス・AEDが置かれているスペースがあり、これだけで一般的な銭湯のロビーを超える広さです。テレビかラジオの音声がこのフロアと脱衣所で流れていました。1Fの大広間で野球中継が映されていたので、その音声かラジオの野球中継かまでは分かりませんでした。

脱衣所もスペースが広く取られたゆったりとした空間で、ロッカーとドライヤーがセパレートされていました。

スチール製のロッカーが公営の銭湯の感じがします。ちなみにロッカーキーは入浴料支払いの際に渡されます。お帰りの際はロッカーキーの返却をお忘れなく。

浴室は広めで、外側に湯船、男女湯壁側に洗い場・サウナが配置されています。湯船の両端は大型の窓ガラスになっており、屋外にはちょっとした庭木などが植えられている空間があります。夜に訪れたからでもありますが、一見すると露天風呂があるのかな?と思ってしまう雰囲気なので、ついついドアを開けようとしちゃいました笑

円形風呂とジェット&座風呂が一体化した湯船とサウナがあります。ただ、訪問時はサウナは故障中でしたので、実質湯船のみのお風呂でした。

湯船は1つだけ(円形とジェット系を分ければ2つ)ですが、高い天井と広々した湯船はまさしく銭湯そのものです。

円形風呂は今までの経験から深湯だと思っていましたが、浅湯でちょっとびっくり!「そういうパターンもあるんや」と勉強になりました。

ジェットは9つ配置されており、隣同士の間隔も広くて隣に誰かが来ても気にしないぐらい幅広になっています。

そして、座風呂が3基、浴室入口前にありますが、頭の部分に排水口がある見たことない形状でこれにもびっくり! 「ゴォーゴォー」と水の音が聞こえて不思議な感覚でした。

デジタル温度計も設置されていたのですが、表示温度が42℃。さすがにそこまでの熱さは感じず、体感は40.5〜41℃ぐらいです。

故障率の高さ…

浴室のサウナが故障中でしたが、施設の至る所で「故障中」の文字が… 脱衣所では、洗面台の1つとウォータークーラー、1Fではトイレの便器も1つ故障中で「なんでそんなに故障してんねーん」とツッコミたくなるほど稀に見る故障率の高さでした。

やっぱり行政が運営していると予算的なことですぐには直せないんでしょうか?

番外編 小栗の湯と周辺団地について

棟数戸数
和泉市全体1102,184
小栗の湯周辺831,641
小栗の湯周辺における
市営住宅の割合
75.45%75.14%
参考:和泉市営住宅長寿命化計画 令和6年(2024年)3月を基に筆者作成

小栗の湯への行き道、3〜5階建ての築年数が古い中層団地が続いており、少し気になったので調べてみました。

このエリアは和泉市で最も市営・改良住宅が集まっている地域で、小栗の湯周辺エリアだけで、「幸・幸第二・王子第一・王子第二・旭第一・旭第二・山手・永尾・和泉第一」の9住宅がJR信太山駅の北東500m四方に集積し、合計「83棟・1641戸数」あります。それぞれ、和泉市の全市営・改良住宅の内「75.45%・75.14%」を占める一大市営団地街を形成しています。

各団地は昭和46(1971)年度〜平成2(1990)年度に竣工された建物がほとんどで、建設から30〜50年超が経過し、老朽化が進んでいます。

しかし、和泉市では市営住宅の集約化・建て替えを計画しており、小栗の湯周辺にある大半の団地が計画の対象です。集約化は3期に分けて考えられており、最後の第3期が令和14(2032)年度完了予定なので、約8年後にはこの辺り一帯は大きく変貌するでしょう。

小栗の湯も現行計画では、建替更新は行わない方針ですので、計画変更がない限り老朽化による閉館も充分に考えられます。

小栗の湯周辺は今後大きく様変わりするので、ご興味がある方はぜひ今のうちに訪れて見てください。



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