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【稲荷湯】テルマエ・ロマエにも登場した昭和5年建築の文化財銭湯[北区・滝野川] 

滝野川_稲荷湯_外観正面東京銭湯
東京銭湯

今回の銭湯は、テルマエ・ロマエのロケ地にもなった都内屈指の老舗銭湯【稲荷湯】さんです。

“稲荷湯”の概要

ℹ️ 銭湯情報
・熱湯
・番台
・登録有形文化財

⏱営業時間
 15:00~24:30

📆定休日
 毎週水曜日

🚃 アクセス
 ・都営三田線 西巣鴨駅(I16)A3出口 徒歩6分
 ・JR埼京線 板橋駅(JA13)東口 徒歩6分

🅿️ 駐車場
 あり(2台)

☎️電話番号
 03-3916-0523

📍住所
 〒114-0023
 東京都北区滝野川6−27−14

🗓訪問日
 2022/3/21

♨️お風呂の種類
 〇 熱湯
 〇 普通
 〇 ぬる湯

🏛️ HP
 滝野川稲荷湯 (@inariyu_t) / X(Twitter)
 takinogawa_inariyu – 滝野川稲荷湯 /Instagram


アクセス

稲荷湯へのアクセスは、主に都営三田線西巣鴨駅から行くルートとJR埼京線板橋駅から行くルートがあります。

西巣鴨駅ルートは、西巣鴨駅A3出口を出て、西巣鴨交差点を大正大学方面に進み、旧中山道と交差する掘割交差点を右に曲がります。しばらく道なりに進むと右手に「磐梯」さんという理容室を超えた先の路地を右に曲がり、少し進むと「稲荷湯」さんに到着です。

板橋駅ルートは、JR板橋駅東口を出て、ロータリーに接続する道路を左手に進み、Century21が目印の突き当たりの交差点を右に曲がると、旧中山道に出ます。あとは先ほどとは逆で、左手に「磐梯」さんがあり、その手前の路地を左に曲がると到着します。

昭和5年の大建築

稲荷湯さんは明治創業、現在の場所に移転したのが大正2年(1913年)、現役で使用中の建物が昭和5年(1930年)という古い銭湯です。

特に戦前の建築物が残っているのは大変貴重です。戦争末期には東京では数十回の空襲により、市街地の半分は焼けてしまい、戦前からの建物というのはこの時点で少なくなりました。

稲荷湯のある滝野川6丁目は、戦災の被害から免れた地域になり戦前の街並みを忍ばせています。目の前の道路は矮小で車一台が通れるほどのスペースしかありません。

そして、2019年12月5日に都内銭湯では2軒目となる登録有形文化財に指定されました。都内屈指、いや、全国でも歴史ある銭湯だと思います。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地にもなった ザ・銭湯 です。千鳥破風といい、土塀といい趣のある佇まいに心を踊らされました。

下駄箱に靴を入れて、中に入ると昔ながらの番台のある広々とした脱衣場が広がっています。
想像よりもゆったりとした空間でした。縁側からは池のある庭を鑑賞出来ます。

お風呂は熱湯、普通(バイブラ、ジェット2基)、ぬる湯(ジェット1基)の3つの湯船があります。
熱湯は、45℃としっかり熱い温度で、常連の方も普通の湯船で身体を慣らしてから入られていました。そして、ぬる湯は37℃と表示されていましたが、体感的には35℃を下回っているように感じました。熱湯とぬる湯の温度差がすごく大きく感じました。水風呂を除いて、温度帯が3段階ある銭湯は珍しい気がします。

黒くツルツルとした浴槽や、ヒビのないタイルなど浴槽やカランなどは改装されてモダン的ですが、銭湯全体は昔ながらの雰囲気を存分に残しています。

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