今回のお風呂屋さんは、だんじり祭りで有名な岸和田市の箕土路町にある【千鶴温泉】さんです。
最寄駅はJR阪和線久米田駅で徒歩10分ほど歩いた場所にあり、駐車場も店舗前に5台分あります。
ℹ️ 銭湯情報
・水風呂
・番台
¥ 料金
⼤⼈(中学生以上) 520円
中人(小学生) 200円
小人(幼稚園児まで) 100円
⏱ 営業時間
15:00~23:00
📆 定休日
毎週水曜日
🚃 アクセス
JR阪和線 久米田駅(JR-R38)徒歩10分
🅿️ 駐車場
あり(店舗前に5台)
☎️ 電話番号
072-445-7415
📍 住所
〒596-0801 大阪府岸和田市箕土路町3-2-1
♨️ お風呂の種類
〇 主湯(深湯)
〇 浅湯
・座風呂 2基
〇 電気風呂
🏛️ HP
アクセス
区間快速と普通電車が停車する久米田駅は天王寺から区間快速で約30分で着きます。久米田駅の由来は直線距離で1kmほどに大阪府内最大の面積を誇る「久米田池」が由来となっています。
そんな久米田駅を下車し、改札を出ると左に曲がって「岸交タクシーのりば・交番」を通り過ぎて線路沿いを歩きます。
すると、踏切があるのでその踏切を渡ります。左手の「紀陽銀行」と横断歩道を通り過ぎると、新興住宅街への入口の右へ続く道路があるので、右に曲がります。
新興住宅街の中を道なりに進むと、新興住宅街の終端、シフォンケーキ専門店が正面にある十字路に出ます。その十字路を右に曲がり、右側に見える高層マンション群に向かって歩きます。
しばらくは直進し、右側の高層マンション群の端まで歩きます。終端部に来るとコインパーキングがあり、コインパーキングを過ぎると右側に【千鶴温泉】があります。
店舗前に駐車場あり
駐車場は店舗前に5台分用意されています。上記画像の手前が3台分、その裏に2台分があります。裏側の駐車場は画像左に延びる細い道路から入ることができます。
どちらも場内が狭く、入口も狭いので運転が苦手な方はバックで駐車するのが良いと思います。
団地と銭湯
千鶴温泉さんは大阪府営下池田住宅の横にあります。府営住宅ですが現代的な高層マンションで建て替えられたのだと思います。
想像ですが建て替え前は低層住宅が立ち並んだ昔ながらの公営住宅で、その時は千鶴温泉さんにも多くの住居者が訪れていたと思うと時の流れを感じられて感慨深いです。
外観は少し暗めで電気看板の光が煌々と輝いていました。暖簾には【千鶴温泉】という名の表すように鶴の暖簾が掛けられています。
番台とでっかい石壁
暖簾をくぐると左右に下駄箱があり、男女湯の入口が分かれている番台式の銭湯です。中に入るとなんともレトロな空間が広がっており、石油ストーブの香りが少し強めに漂い、まさに昭和に来たかのような雰囲気です。
そして、道路側には縁側と坪庭、トイレも一旦縁側に出たところにあります。庭がある銭湯っていいですよね。季節は冬ですが、夏のお風呂上がりに坪庭に面する縁側で涼むと気持ち良いでしょうね。
「やっぱり岸和田やな〜」と思うのが脱衣所内に貼られているポスターがだんじり関係のカレンダーやポスターばかりで、岸和田という街がだんじりで占められていることを実感できます。
浴室は縦長で中央に主湯、その奥に座風呂がある浅湯があり、その隣に電気風呂があります。浴室に入って最初に目に入るであろう大きな石でできた壁が電気風呂と座風呂にあります。
脱衣所の電気が1筋消灯しているので薄暗く感じますが、浴室は白タイルの白色空間が広がる明るいです。
シャワーもほんの少し熱い時もありますが、良い温度で水量もいい感じでした。
湯船はシンプルなのでワクワク感というより、落ち着いてゆったりした時間を楽しむ入浴法がおすすめです。
主湯
浴室中央にある長方形の深湯で、体感温度は42℃ぐらいです。身体を洗い終えて少し冷えた身体に浸かる最初のお風呂。めちゃくちゃ気持ち良いです‼️
気温や湿度、水温など様々な要因があると思いますが、全身を包まれて癒されるような感覚でした。少し熱いと適温が交互に入れ替わるように感じたので、数分入っているとすごく温まりました。
浅湯(電気風呂)
主湯の奥に標準的な水深の湯(便宜上、浅湯)は主湯側はサラ湯で奥壁に座風呂があります。座風呂は足の部分が深くなっているので、はまらないようにご注意を!
「背中×2、腰×1、ふくらはぎ×2、足裏×1」のジェットがある少々珍しいジェットです。腰×1はありますが、足裏×1は中々お目にかかれない気がします。
座った時は「背中×2、腰×1、足裏×1」と思ったのですが、よくよく見てみると「ふくらはぎ」の出が激弱でした。ジェット付きのお風呂は出が悪くなっていることも多いので、一発で分かるのは難しいですよね。
電気風呂(パルスマッサージバス)
そして、浴室の隅にあるのが電気風呂です。薬湯も兼ねているようなのですが、この日はサラ湯でした。もしかすると今は薬湯をしていないのかもしれないです。
この湯船だけタイルが現代的で、推測ですが改修していると思います。個人的には主湯・浅湯と電気風呂を見比べて違いを楽しむのが好きです。
もう1つ、電気風呂での楽しみ方が見える景色が変わることで、座りながら主湯側を見てみると浴室全体が見えます。湯気と白天井、白壁、見える光景が白で統一された開放的な空間がなんとも銭湯らしい一面を見れます。
そして、外壁側を見ると山の河原に転がっていそうなツルッとした巨大な石が眼前いっぱいに飛び込んできます。
この全く違う光景は同じお風呂だとは思えないのが面白いところです。
電流自体は弱めで、電気風呂耐性が低い私でも入りやすかったです。この電気風呂は4パターンを1セット約3分で作動しています。「おし →もみ →タタキ →ソフト」と変化し、最初に戻ってまた繰り返しています。
おし | グワーーーン!!・グワーーーン!!・グワーーーン!! |
もみ | グイーー、スン・グイーー、スン・グイーー、スン |
タタキ | トントントン → トトトトトトトトトトトと変化 |
ソフト | ジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン |
各モードは体感では上の表のような感じでした。
やはり市内のお風呂屋さんと比べると圧倒的にお客さんが少ないですが、昭和を感じられるところは千鶴温泉さんのような立地や建物、設備が多いと思います。
ご主人も大阪弁の訛りはキツイですが、私のような初見な人物でも話し方が優しくて心温まる方でした。隣の府営住宅は建て替わりましたが、千鶴温泉さんも末長く続いて欲しいです。
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