多くの人に惜しまれながら、2025年4月21日(月)に閉店された大阪・福島にあった【延命湯】さんをご紹介します。
❗️閉店日
2025/4/21(月)
ℹ️ 銭湯情報
・スチームサウナ(故障中)
・水風呂
・露天風呂
・番台
⏱営業時間
16:00~22:00(最終入場 21:30)
📆定休日
毎週火曜日
🚃アクセス
・JR東西線 新福島駅(O12)1番出口 徒歩3分
・JR大阪環状線 福島駅(H45) 徒歩3分
・阪神本線 福島駅(HS02)2番出口(西改札) 徒歩3分
🅿️ 駐車場
なし
☎️電話番号
————-
📍住所
〒553-0003 大阪市福島区福島5-12-5
🗓訪問日
2025/4/21(日)
♨️お風呂の種類
〇 主湯
・深湯
・浅湯
・超音波
〇 寝風呂
〇 電気風呂
〇 水風呂
〇 サウナ
アクセス
JR大阪環状線福島駅・JR東西線新福島駅・阪神本線福島駅の3路線3駅から徒歩3分ほどとアクセス抜群な場所にありました。
環状線福島駅の場合は改札を出た後、右(中之島、浄正橋方面)に進み、国道2号線(曽根崎通)の3つ手前の路地を右に曲がると到着します。
JR東西線・阪神電車の場合は浄正橋交差点上に出る出口から地上に上がり、環状線福島駅方面に歩き、左に曲がると着きます。
大阪駅西口・西梅田方面からでも徒歩15分ほどで行くことができます。
飲食店街・福島に建つ銭湯

大阪の福島は、大阪最大のターミナル梅田エリアのお隣で西梅田のオフィスや高級ホテルから続く洗練された都会的感覚を残したエリアでJR環状線大阪駅の一駅隣の天満エリアとはまた違った雰囲気を持つところです。
福島界隈は飲食店が多く、特集記事やグルメの街として取り上げられることも多いですね。
なにわ筋から西に一歩入った路地は居酒屋・バー・バル・焼き鳥屋などたくさんの美味しそうな飲食店が連なり、その路地が福島駅〜新福島駅間に何本も展開されています。

そんな飲食店がひしめく一角にあるのが今回、閉店された【延命湯】さん。
銭湯の手前にはもんじゃの提灯があり、目の前にある焼き鳥屋さんの看板には「延命湯前」の文字も入っており、まさに『福島』といった場所でしょうか。
異彩を放つ独特なデザイン

銭湯の入口に着くと黄色と青が交互に貼られたカラフルなタイルがお出迎えしてくれます。銭湯には似つかわしくない独特な配色がインパクト大です。

玄関上のコンクリート打ち放しの壁が都会的な外観で印象に残りました。

カラフルなタイルとコンクリート打ちっぱなし…異彩を放つ銭湯建築ですね。コンクリの外観を持つ銭湯といえば東京の練馬区にある「久松湯」さんが思い浮かびますが、あちらはもっと現代的でここ最近のデザインを感じます。「延命湯」さんは昭和後期〜平成初期のバブル期の意匠を凝らしたデザインで同じコンクリート建築でも違いって結構あるものですね。
アートな浴室

下駄箱に靴を入れて店内に入るとすぐ脱衣所。番台式の銭湯でした。この外観からは予想できなかったですね〜
脱衣所は縦長で浴室側がカーブしており、浴室が脱衣所側に張り出した形です。玄関から見て一番奥に浴室入口があり、一番手前の奥まったスペースにドライヤーが置かれていました。
お風呂は「深湯・浅湯・ジェット」「スチームサウナ(故障中)」露天スペースに「露天風呂・水風呂」があります。
湯船・天井・壁と直線がほとんどない、ありったけの曲線で構成された浴室はもはや芸術作品。天井もよくこんな半円を掛け合わせたような凝った構造にしたな〜と感心しました。床も段差のある排水溝が湯船から溢れたお湯を集めて、まるで川の流れのようになっていて、計算の上か偶然かは分かりませんがアートな銭湯をより感じさせられました。
露天スペースにはお湯の浴槽と水の浴槽が左右非対称に配置されています。目線を外に向けると堂島・中之島界隈のビルディング、関電病院が見えていました。都会的な大阪を体感できる眺めで、ビルのスカイラインがエモーショナルでした。
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