今回の銭湯は、2023年6月30日で閉店された新宿区・四ツ谷にある【塩湯】です。
【塩湯】の概要
❗️閉店日
2023/6/30
ℹ️ 銭湯情報
・ドライサウナ(+500円)
・熱湯
・水風呂あり
・ボディソープ、リンスインシャンプーあり
・番台
⏱営業時間
15:00〜23:00
📆定休日
毎週月曜日、第2火曜日
🚃アクセス
JR中央線(快速)、中央・総武線(各駅停車) 四ツ谷駅(JC04、JB14)徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線、南北線 四ツ谷駅(M12、N08)徒歩3分
🅿️ 駐車場
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☎️ 電話番号
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📍 住所
〒160-0008 東京都新宿区四谷三栄町1-3
🗓訪問日
2023/6/18(日)
♨️お風呂の種類
〇 深湯
〇 ジェット
〇 バイブラ
〇 水風呂
〇 サウナ
🏛️ HP
アクセス
JRの場合は、四ツ谷駅四ツ谷口からが便利です。駅を出ると目の前の道路を横断します。地下鉄の場合は、2番出口が最寄りになります。
そして、「四谷駅前しんみち通り」という飲み屋や飲食店などが連なっている通りを通過します。(人通りが多い場合は1本隣の大通り「新宿通り」もしくは、コモレ四谷前の一方通行の道路からでも辿り着きます)
しんみち通りを通り抜けると左前にさらに道が続いているのでそちらに入ります。そして次に右への曲がり角を曲がると【塩湯】さんに到着です。
四ツ谷界隈唯一の銭湯
塩湯さんの閉店により、四ツ谷周辺の銭湯は無くなり、四ツ谷エリアの最寄りの銭湯は都営新宿線曙橋駅から市谷台町にある【大星湯】さんまたは【弁天湯】さんになります。
なお、四ツ谷駅とJR信濃町駅、地下鉄四谷三丁目駅の3駅から徒歩10分ほどに【若葉湯】さんがありましたが、2017年8月31日で閉店されています。
約6年四ツ谷最後の銭湯として、奮闘されてきましたが遂に閉店となりました。大正2年から地域に根付いた銭湯が無くなってしまうのは残念でなりません。
また、同日の6月30日は立川市にある【高砂湯】さん。1ヶ月後の7月30日には府中市にある【曙湯(あけぼの湯)】さんが閉店されます。
塩湯の大看板が際立つ
路地裏の一角にある塩湯。「コインランドリー」の文字が昭和感を増幅させてくれます。
しんみち通りや新宿通りとは異なり、とても閑静な場所に立地しています。ちなみに塩湯の正面から伸びる道は非常に狭くて車も通れないような道路があり、両サイドに民家が佇んでいます。なんだか都心にいることを忘れてしまいそうな光景でした。
塩湯といえば、白色下地に筆文字で店名が書かれた大看板が特徴的です。
そして、玄関上にも塩湯の店名が掲げられています。こちらは先ほどの大看板と違って細字で全然目立たないです笑
のれんをくぐると正面に坪庭が。小規模ながら綺麗に整えられており、靴を脱ぐ前に鑑賞してしまいます。
番台があり、高い天井と湯船が熱湯ばかりと昭和の銭湯
靴箱に靴を預けて引き戸を開けると目の前には脱衣所が広がり、左には番台があります。ご高齢のお爺様が座っておりました。
サウナも利用すると告げると入浴料+サウナ代で1000円とのことで「結構するな〜」と思いましたが、東京の都心ならそのぐらいするだろうと納得。サウナバンドなどは無く、バスタオルとハンドタオル、サウナ室に敷く用のマットがセットで渡されます。
既に脱衣所には常連さんや初めて来た方など多くの方がいらっしゃっていました。ロッカーは少し小さめで大きなリュックなどは入れずらいかも・・・
いよいよ浴室へ。前回訪れたのが2021年10月で正直あまり覚えていなかったのですが、浴室に入ると徐々に「そやそや、こんな感じやったわ〜」と思い出しました。
まず身体を洗おうと中央にある島式の洗い場に風呂イスと桶を置くとシャワーヘッドがありまへんやん‼️古い銭湯あるあるで両サイドの洗い場にはシャワーがあるのに中央付近の洗い場には設置されていないんですね。こういうのも含めてレトロ銭湯は見どころがあって面白いです。
天井は水色の塗装で高くと東京の銭湯らしい構造です。そして、個性的なのが柱や梁が青色が塗られており、天井の4辺に2本の青いラインが引かれています。
お風呂は奥の壁に配置されており、男女の湯の壁側から深湯、座風呂2基、バイブラ、水風呂と並んでいます。
深湯には温度計が設置されており44℃を示していました。座風呂やバイブラとも繋がっているので各湯船で熱々のお湯が楽しめます。
深湯はもちろん熱いですが、個人的にはバイブラが一番熱く感じました。ブクブクとお湯がかき混ぜられて熱流が身体に当たるので体感温度があっがったのだと思います。バイブラ湯船の大きさは1人か2人ほどで一番小さな湯船です。
座風呂は2席が設けられており、背中に2ヶ所と腰に1ヶ所の計3ヶ所にジェットが当たります。水流は弱で全く痛くありませんでした。水流による熱さの方が気になってしまいました。この座風呂は、湯船の中央部が深く、足元側が一般的な浴底の高さで膝を折り曲げた状態と足を伸ばした状態の2つの座り方で楽しめます。
水風呂も25℃辺りと非常に入りやすいですが2名ほどしか浸かれないので長居にはご注意を。
そして、浴室に入ってすぐ右にサウナがあります。中は2段式で室温は90℃でしたが体感温度はすごく高く感じました。3人入っていたら躊躇してしまうかも?と思うような広さです。テレビや音楽などは無く、時計は砂時計が4つ置かれています。
3回サウナに入ると、敷いていたマットや汗を拭ったハンドタオルがびしょびしょに。このタオルの柔軟剤がいい香りで汗を何度も拭いても良い香りが持続していて汗の不愉快な匂いが一切せず、心癒されました。
浴室は20人ほどのお客さんですごく賑わっていました。大きくない浴室なので、水風呂やサウナも含めて各湯船が満員状態の時もあるほどでした。
また、顔見知りの方々が挨拶を交わしていたり、昔から馴染みのある子どもと会話していたりと銭湯のコミュニケーションとしての文化を見られました。番台、レトロな時計や体重計、高い天井に熱湯、そして常連さんたちの会話と銭湯文化が凝縮された銭湯が塩湯さんでした。
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