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【テルマエ展】古代ローマと日本の浴場入浴文化の展覧会in東京・パナソニック汐留美術館

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2024/4/6(土)〜6/9(日)まで、パナソニック汐留美術館と朝日新聞社主催で東京都港区のパナソニック東京汐留ビル4Fのパナソニック汐留美術館で開催されている『テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本』に行ってきました。

前々から行こうと思ってましたが、「まだまだ先やろ〜」と先延ばしにした結果、最終日6/9に足を運ぶことに‥

最終日、しかも閉館時間1時間半前に到着とかなりギリギリでした。4Fの美術館前に着くと、ギャラリーに沿って列ができていました。

テルマエ展は前半・中盤部分が古代ローマの文化と公共浴場「テルマエ」の展示・映像でイタリアのナポリ国立考古学博物館所蔵の品々が展示されていました。

個人的に関心を寄せたのは、テルマエの建設には用地と水道が必要で、街の外縁部にほとんどのテルマエが作られたそうです。どの時代も用地取得の問題は付きものなんですね。また、大規模な水道網を構築したローマの技術力はすごいとしか言いようがありません。

展示室の中盤、ローマの展示エリア終盤にはカラカラ浴場の復元模型と映像コーナーがありました。カラカラ浴場はその名の通りカラカラ帝によって建設されたテルマエです。現代の私から見ると、神殿にしか見えない荘厳な造りでした。

そして、展示室の最後は日本の入浴文化の始まりから今に至るまでが展示されていました。

奈良時代から入浴文化があったそうですが、銭湯が普及し始めたのは江戸時代だそうで「意外と普及するのに時間がかかったんだな〜」と思いました。まあ、大量の水と熱源が必要なので技術面と経済面の発展が必要だからそりゃそうですわな笑

慶長(1595〜1615)の終わり頃の江戸では、「町ごとに風呂あり」と呼ばれるほど普及していたそうです。ですが、今のようなお湯が張られた風呂ではなく、蒸し風呂だったようです。時代が進むにつれて、少量の湯、江戸時代後期にはお湯を張ったお風呂と現代と同じようなスタイルに変遷していきました。

模型展示では江戸時代の銭湯を再現した建物模型と現代でも堂々とした宮造り銭湯【明神湯】が展示されていました。明神湯は映画「テルマエ・ロマエⅡ」の完成会見が行われた場所でもありますね。

そして、展示室の出口にはフォトスポットがありました。浴衣を着たルシウスの背景には古代ローマのテルマエ。まさにテルマエ・ロマエの世界ですね。

古代ローマの文化と日本の浴場文化が学べた展覧会でした。

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